2010年10月22日 星期五

城還是國?鬧了個大烏龍。

城と国。大間違いのとんちんかん

城還是國?鬧了個大烏龍。
春口裕子
2010年10月13日

横浜に「こどもの国」というのがある。

横浜有座名為「孩子之國」的遊樂園。

地形や雑木林がそのまま生かされている自然の遊び場だが、なんでも100ヘクタールあるそうで(といってもピンとこないが)、1日ではとても回りきれない。

雖說那是個讓地形與矮樹林保有原生姿態的自然遊樂場,但面積少說也有一百公頃(雖說如此,但感覺不太出來),一天根本玩不完。


広い、楽しい、面白い

寬廣、快樂、有趣

回りきれないのは、広さのためだけではない。 

並不僅僅是因為園區太大,所以才玩不完。

楽しげな場所や遊具や施設が多くて、いちいち足止めをくらうからだ。 

而是因為孩子之國有許多有趣的景點、遊樂器材和設施,每一個都使我們不禁停下腳步。

たとえば、入場してすぐの広場には、チョークが大量に置いてある。これでコンクリの地面に、自由に絵を描けるのである。小丸はもちろんのこと、私まで、 「昔よく描いたな~」などと懐かしみながら、チョークを手に座りこんでしまう。中腰に疲れたら、立ち上がって、辺りのちびっこ画伯たちの絵を鑑賞。モデル の一番人気はアンパンマン(以下アン様)か。躍動感あふれる写実的なアン様から、オリジナリティあふれるアン様まで実にさまざまで、味わい深い。 

比如說,一入場的廣場上,配置了許多粉筆。因此,人們便能自由地在混凝土地板上塗鴉。小丸就不用說了,就連我都一邊手握粉筆,一邊懷念著「以前常常畫得說~」。我蹲累了,就站起來欣賞附近小小畫家們的作品。最受孩子們歡迎的模特兒是麵包超人啊。從栩栩如生的麵包超人,到充滿原創感的麵包超人,真的是各式各樣都有,十分有趣。

チョークゾーンをようやく離れて歩きだすと、今度は、汽笛を鳴らしてSLが横切る。 

好不容易離開了粉筆區,一邁開腳步,汽笛響起,這次是一輛蒸氣火車通過眼前。

ポニョに出てきそうなトンネルが現れる。

然後出現一條感覺波妞會跑出來的隧道。

さらには風変わりな数々の自転車が。

再來是許多風格特異的腳踏車。

普通の滑り台に、ローラー滑り台。 

接著是普通的溜滑梯和滾筒溜滑梯。

もはやドラえもんでしか見ない土管。

還有幾乎只能在哆啦A夢裡才看得到的水泥管。

牧場に動物園。サッカー場やテニスコート、キャンプ場、プールなどなど。 

以及牧場加上動物園。足球場、網球場、露營區和游泳池等等。

とにかく、歩いていれば何かに当たるという具合である。

總而言之,只要一往前走,就會遇到驚奇。

お目当ては真ん丸どんぐり

目標是圓圓地團栗

ところどころで寄り道をしながら、緑の中をプラプラ歩いていると、小丸が突然しゃがみこみ、こっちを振り返って言った。

在路上耽擱了許多時間後,我們漫步在綠意中,小丸突然蹲了下來,回頭對我們說:
「ママー、リスがたくさん」

「媽媽,好多松鼠」

リス! 

松鼠!

急いで見にいくとそこには、どんぐりが2つ落ちていた。

趕忙過去看看,只見兩顆團栗掉在地上。

これ。2つはたくさんとは言いませんよ。

這…。兩個不能說是好多吧。

いや。その前に、これはリスではありません。

不對,在討論這點之前,這根本不是松鼠啊。

時々こうして小丸は、リスとどんぐりを言い間違える。まあたしかに、密接といえば密接な両者。絵本とか、セットで出てくることが多いしな。

小丸有時會像這樣把松鼠跟團栗說錯。算了,要說這兩者關係密切的話,的確是挺密切的。像在繪本之類的地方,松鼠跟團栗也常常一起出現。

それから、我々はどんぐり探しを始めた。私とN氏はもくもくと。小丸は「何をしているの? んー、どんぐり拾ってるの」と独り言をいいながら、それぞれに。

於是,我跟N氏兩人一語不發地找起了團栗。小丸一邊自言自語「在做什麼呢?恩~,撿團栗啊」,一邊與我們各自找起了團栗。

目当ては、クヌギの木の、真ん丸どんぐりだ。小丸が好きで、料理ごっこや分解点検ごっこにジャンジャカ使うため、ウチの在庫(去年拾った分)が品薄になってきている。

目標是橡樹的圓圓團栗。因為小丸喜歡在辦家家酒或分解檢查遊戲時,大量使用團栗,家裡的庫存(去年撿的量)變得不太夠。

のみならず石や葉っぱを拾ったり、それらの陰にコオロギやバッタを見つけたりもして、小丸は嬉しそうだった。

小丸不止一邊撿起石頭和葉子,還一邊在它們的背面尋找蟋蟀和蝗蟲,看起來似乎很開心。

遊んで遊んで閉園間近。小丸はもうフラフラで、なのに出口手前の広場で、チョーク箱に手をつっこみ、ぐるぐる中身をかき混ぜている。どう見ても、気力だけで混ぜている。

玩著玩著,閉園時間將至。小丸已經筋疲力盡,然而在出口前的廣場,他卻把手伸進粉筆箱,咕嚕咕嚕地攪拌著。不管怎麼看,小丸都只是在逞強。

「小丸」見かねたN氏が、チョークだらけの手をつかんだ。「もう帰ろう」 

「小丸」無法坐視不管的N氏抓住小丸滿是粉筆灰的手。「該回家了喔」

「ヤダ」眠そうな目をきっと吊りあげる。「アタシはヤダよ」

「不要」小丸硬睜著惺忪的雙眼。「人家不要嘛」

なぜか時々オネエ言葉になるのだった。 

不知為什麼,小丸有時會學女生說話。

抵抗する小丸をN氏がえいやと抱えた。

N氏嘿咻一聲,將老大不情願的小丸抱起。

「また来るから」とN氏。 

「還會再來的」N氏說道。

「ね」と私。 

「好不好?」我說。

「またよ」と小丸。

「還要再來呦。」小丸道。

車に乗せたとたんコトッと寝てしまった。 

坐上車,開到一半,小丸就伴隨著微微的雨滴聲進入夢鄉。

きっかけはカメラ屋

契機是相機店

こどもの国を訪れるのに、きっかけとなった店がある。

拜訪孩子之國的契機是一家店。

それは一軒のカメラ屋で、友達と自由が丘を歩いていたときに通りかかった。カメラ屋というより雑貨屋という雰囲気で、店内にはかわいいカメラやらケースやら、文具みたいなアルバムやらが、つい手に取りたくなる感じで並んでいた。 

那是間我與朋友在逛自由之丘時經過的相機店。店內給人的感覺與其說是相機店,不如說是雜貨店,可愛的相機、收納盒和文具般的相簿等等商品,用讓人想拿起來仔細賞玩的方式陳列在店裡。

一角に、キッズカメラセットなるものがあった。 

店內的一角,擺放著兒童相機組。

手にとって見ていたら、店員さんに話しかけられた。

拿起來看了一下,店員就對我說:

「子供たちに自由に写真を撮ってもらうためのセットなんです」

「這是為了讓孩子們自由地拍照的組合喔。」

価格は、全部で980円。“全部”とは、使い捨てカメラ代(写ルンです39枚撮り)+現像代+うち1枚をパネルサイズに引き伸ばし+それを「こども写真展」に出展+その展示先である「こどもの国」入場招待券3枚。 

價格上,全套是980圓。全套指的是:拋棄式相機的費用(能拍39張照片的傻瓜相機)+底片沖洗費+將一張照片放大+放大的相片於「兒童攝影展」中展出+3張展場「孩子之國」的門票。

おトクである。 

很划算。

何より「こどもの国」である。

重點是「孩子之國」。

友人から「親子で楽しめるよ」と聞いて以来、行きたい行きたいと思っていたのだが、何となくきっかけがなくてそのままになっていた。

雖然自從聽了朋友說「那裡孩子和父母都能玩得很開心」以後,我就一直非常、非常想去,但總是沒有契機,所以就這樣不管它了。

ナイスきっかけ。さっそく購入。

好契機。立刻買下。

レジで店員さんに尋ねてみた。

在收銀台那,我試著向店員問道:

「この企画は毎年やってるんですか?」

「這個活動每年都有嗎?」
 
「そうですね。やってますね」

「是的,每年都會舉辦。」

「ということは来年も」 

「這麼說來,明年也會?」

「はい。フジサンがやると言えば」

「如果說是富士桑舉辦的話,是的。」


「富士山!?」 

「富士山!?」

「フジサン主催なので」

「因為是富士桑主辦。」

「富士山……」 

「富士山…」

もう一度口にしてみてようやく、「フジさん=フジフィルム」であることに気がついた。そうだここはカメラ屋だった。 

我再試著唸一次,才終於領悟到「富士桑=富士相片」。也是啦,這是相機店嘛。

写真の展示先は…

相片的展場是…

現像を待つウキウキ感を、久しぶりに味わった。同封のネガもうれしかった。 

這種等待相片洗出來,坐立難安的感覺,已許久不曾有過。看到與相片一同寄來的底片也很開心。

肝心の小丸の作品はというと、棚の陰だとか椅子の下だとか、アンニュイかつピンボケなものが多かったが、屋外での1枚が奇跡的に良く、それを引き伸ばし&展示してもらうことにした。 

提到重點的小丸的作品,雖然大多都是拍架子背面或椅子底下,無趣或失焦的照片很多,但有一張在戶外的照片,奇蹟似地拍得不錯,於是就將那張照片放大&拿去參展。

数日後、カメラ屋から「こどもの国」の招待券が届いた。写真はすでに展示中という。

幾天後,相機店寄給我們「孩子之國」的招待券。相片據說已經展出了。

晴れた良き日。車に乗って、いざ出発。

晴朗的好日子。上車,現在出發。

カーナビに電話番号を入力しようと、招待券を(初めて)見たN氏が言った。

將電話號碼輸進衛星導航,N氏(第一次)看了下招待券,說:

「こどもの国じゃなくて、こどもの城とあるが」 

「不是孩子之國,而是孩子之城啊。」

なぬ。

蝦密。

「どうする?」とN氏は入館招待券を返してきた。念のため確かめてみると、カメラ屋からもらった書類にはどれも、「こどもの城」としっかり書かれていた。 

「怎麼辦?」N氏將入場券還給我。為求慎重,我確認了一下相機店拿來的資料。不管哪張都確實寫著孩子之城。

ごめんごめん。これは大間違いのとんちんかん。

抱歉、抱歉。鬧了個大烏龍。

私は頭をかきながら、「すみませんが“国”に向かってください」と告げた。とにもかくにも、こどもの国に行きたかったのだ。 

我抓抓頭,跟N氏說「不好意思,請開到“國”。」。因為我無論如何也想去孩子之國。

いいじゃないか、きっかけはいろいろ。

有何不可呢? 契機也是有很多種的。

というわけで、近々“城”のほうにも行ってみようと思う。

順帶一提,最近也想去“城”那邊看看。

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